「モノグラム」とは「氏名などの頭文字を組み合わせて図案化したもの」で
プロ野球チームのモノグラムマークが一番見慣れているものです。
今回は消しゴムハンコでモノグラムマークを作り、その後モノグラムパターンを作りました。
まず自分のイニシャルを使ってモノグラムを作ろうと持ちかけます。
作り方を4つ例示 ①横に並べる(例ヴィダルサスーン) ②縦に並べる(例フォルクスワーゲン) ③斜めにずらして重ねる(例明治学院大学) ④真上に重ねる(例ヤンキースや阪神タイガース)
ペイントを立ち上げて、その場でアルファベットを組み合わせて
モノグラムを作ってみせます。
最初の授業ではここまでプレゼン。残った時間で自分のイニシャルを使って
20個モノグラムを考えてみよう!
次の時間では20個考えたもののなかから3~4個選び、いろいろと形を
工夫してアイデアスケッチをします。
3時間目ではいよいよ出来のよいものを1個選び実際のサイズ5㎝×7.5㎝の
長方形の中に形を描いていきます。
4時間目ではいよいよ彫ります。
下書きの転写は至って簡単。素材が消しゴムなので、下書きの上に
消しゴムを乗せて上から強く押さえると転写完了。(下書きは4Bくらいで描かせます。)
文字のまわりを三角刀で1周して彫らせます。彫ったらさっそくワークシートにスタンプ。
このあたりで4時間目終了。
5時間目で文字のまわりを彫らせて(陽刻)完成です。
6時間目では用意した絵の具で1枚作品を刷ってみます。
絵の具はこちらで用意しておきます。このとき原色ではなくペールトーンにあらかじめしておきました。淡い色合いがどの色を選んでも作品に統一感を生みます。
その前にプレゼンを見せ、市松模様に作品を印刷するように指示します。
モノグラムパターンを作ります。
7時間目はハンコの裏面を使って装飾を考えさせます。
ワークシートを使い、簡単に彫れる模様の縞模様などの簡単な模様を考えさせます。
8時間目は裏面の模様を彫らせ、早い生徒から2枚目の作品を刷らせます。
9時間目はできていない生徒に時間を与え、早い生徒で納得いかない生徒に3枚目の
制作をさせました。