「備前焼でお茶しよう」
本校にロクロはない。
過去、玉造という方法でやってきたが、形を整えにるには時間がない。
ということで、今回紙カップを利用した方法でやってみた。
ちなみにカップはやや口の広いものを利用。
この他。スチレン性のラーメンカップやトレーなどを利用してもできる。
まずカップの底に粘土を均一に埋めておく。これは、底が沈まないようにするため。
カップの内側(底、壁)に和紙でコーティング。クッキングペーパーでもよい。
これをしないと粘土がカップに貼り付いてしまう。
そのまま乾かしても縮むのを待っても良さそうだが必ず割れる。
320gの粘土をはかって、丸めた状態にして、底や壁の厚み確かめながら成形。
口の部分からはみ出るまでのばす。出たところは縁にそってペーパーナイフでカット。
カップからとりだして1月ほど乾燥。
通常のワラ巻きだと力の入れ具合などなかなか難しい。
そこで、今回はじめて、ある方法でやってみた。
成形に使ったカップを利用。
カップの上に適量のワラを置いて、乾燥した器を押し込む。
ちょうど程よい隙間ができているので無理なく挿入できる。
飛び出したワラを丁寧に中にまとめ入れて完了。
小細工はできないが、しっかりワラを密着させることができる。
しかも、早い!
ワラ巻きが終ったら、さっそく窯入れ。
プログラム設定してあとはスイッチ、押すだけ。1230℃設定。
乾燥で一割、焼成で最終的に2割程度縮むので、完成の大きさをあらかじめ想定して、カップを選ぶのがコツ