中学校1年生に水彩絵の具とスケッチを組み合わせた題材名「空想マイシューズ」今年もしました。(詳しくは2015年7月を参照)今年の変更点は①サイズダウン。四つ切りから八つ切りに変更。②背景に使う絵の具の色数を制限。絵の具はメインになる色+その類似色+白か黒の3色に限定。水彩技法は「にじみ」。色彩は純色および明清色か暗清色で仕上げるという条件の下で取り組ませました。
①サイズダウンは時間短縮のため ②色数制限は作品のまとまり感を重要視したためです。また前回はコンテパステルを使いましたが、今回は色鉛筆使用としました。
スケッチ3時間、水彩絵の具での「にじみ」体験2時間の計5時間でした。
「自由な夢」
夢の中にいるようなシャボン玉をイメージしました。色は水色と黄緑色と白。
色が混ざったところがきれいに目立つように工夫しました。
「野原を歩くマイシューズ」
野原を歩いていく靴。たびたび汚れているのが良いと思う。
「オーロラを歩く靴」
靴のワンポイントが紫なので、きれいなオーロラを背景にしました。
工夫したところは2つあります。まず色に強弱を付けました。色を入れる量を少なくしたり多くしたりして、オーロラの流れている感じを表現しました。次に白を散らして、星を表現しました。
「菜の花畑」
菜の花畑を表現するために、黄色と黄緑色と白色を使って優しい雰囲気を出すことを工夫しました。紙いっぱいに色をぬってきれいに仕上げました。たくさんにじませたことで菜の花畑の自然の美しさを表現して、見る人がやさしい気持ちになれるようにと思いました。
「砂模様の靴」
靴が砂などで汚れていたので、砂模様の靴という題名を付けました。
「夏みかん畑のMy Shoes」
私の靴は夏みかん畑を旅しています。畑はイエローディープとパーマネントグリーンを使って表現しました。靴のデッサンは上手くいったけど、絵の具をにじませるのが難しかったです。ホワイトを散らしたりして面白かったです。
「夏の草原を歩く」
「にじみ」は緑・青・白を使って表現しました。青は草原の花を表してみました。緑を白で薄めて草原をもっとわかりやすくしてみました。靴は上手にグラデーションを活かして描くことができました。
「夕日に照らされた靴」
夕方に、夕日に照らされている靴を描きました。それを表現するために、赤色と黄色と黒色を使って色を塗りました。赤色と黄色は夕焼けの色。黒は夕方は少し暗いので、影として使いました。赤色と黄色を混ぜてオレンジにしたりもしました。空白を作ることでバランスを取ったり、照らされていないところも表現しました。
中学1年生ならではの自由で楽しい空想の広がり。大事に伸ばしてやりたいと思う。