本校では、1年を通して、さまざまな形でボランティア活動に力を入れています。
1年生では総合学習の時間を使って、学区内の4幼稚園へのボランティア活動を行っています。園内の整備、清掃活動はもちろんですが、今年新たな試みとして、美術の時間で身につけた力を生かして、クリスマスシーズンにあわせて園児たちへのプレゼントを制作することになりました。自分たちが学校で習ったことを生かして、地域の方々に喜んでいただく。これは、美術には、人と人とが「つながる」、人と人とを「つなげる」力があるからこその取組だと感じています。授業ではさほど前向きでなかった生徒もこうしたテーマを与えることでその取組がずいぶんと違うことを目の当たりにすることができました。また、幼稚園の先生方や園児たちにもたいへん喜んで頂き、より一層連携を深めていく上でのきっかけ作りにもなったと感じています。
以下の図は、学年通信の掲載記事の内容を一部編集し直したものです。
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生徒が夢中になっている題材
今回の活動では、学年の先生方もいっしょになって制作に参加してくださり、生徒に負けじと力のこもった作品をつくられる姿がとても印象的でした。さらに、この経験を生かされて、自分のお子さんのためにつくられたり、また、職員の忘年会のクリスマスカードに役立てて頂いたりと思わぬ現象が起るなど、美術科へのご理解とご関心を高めて頂く機会にもなったと感じています。(higashioka)