8月6日はるばる福島まで行ってきました。テーマは「つくる喜び、みる感動!!子どもの今と未来をつなぐ造形教育」です。キーワードは「つながり」「連携」。幼、小、中、高、大のつながりを意識した大会でした。
公開授業は幼と小、小と中、中と高というように組み合わせで行われました。ここでは小学校の授業、となりの教室では中学校の授業といった具合です。
小学校では身近な人、材料、場所での発想で「校内ワクワクプロジェクト」。校内に飾りたいものを考えていきます。小学校の子どもたちは、暑さに負けずみんないきいき制作していました。
中学校では自分の思いを大切にしながら,心の情景を彫刻にする「残そう大切な思い」です。下は構想を粘土で試作しているところです。
また、高校での題材や表現を前提に中学2年生でのシュールな心象風景を制作する授業「心の中を見つめて」。絵の具とパステルを併用しながら、自分のイメージを作り上げていく。授業では、パステルの扱い方をとてもていねいに説明されていました。
小学校の光の造形遊びと関連させた題材。中学3年生「ランプシェイド」です。
小中連携を考える上でとても考えさせられる研究大会でした。指導助言の先生から「必ずしも具体的な題材や材料で連携するのではなく、見ること、作ることなど育てたい力を大きくとらえて、大きな部分で連携したほうがいい。」「まずはお互いのことをよく知ることが大切」というご助言はまさしくその通りと共感しました。
この日の夜、福島はお祭りで会場から出ると街は祭りの準備でにぎわっていました。昨晩の栄川の味を思い出しながら帰路につきました。 つなしま