彩玉ボードという素材に出会ってからもう6年あまり、毎年2年生で行っている授業
彫刻刀を使ってデザインした文字を彫り出す授業(刻字)です
毎年扱い方を少しずつ変えて取り組んできました
今年は「芹沢圭介」の造形を拝借して、ひらがなを造形しました
なぜ芹沢圭介かというと、何度も授業しているうちに、生徒の表現のなかに木彫の「浮き彫り」的な表現がないことに物足りなさを感じるようになったからです。
どのようにすればごく薄い彫りの世界に豊かな空間をイメージさせる「浮き彫り」を持ち込むことができるか考えているときに出会ったのが芹沢だったわけです
アイデアスケッチは簡単 細いリボン状に切った色上質紙を配って 芹沢の作品とあらかじめ折っておいたひらがなサンプルを見せながら「自分の名前」をこれで作ってみよう!
できた文字を狭いスペースに配置して下書完成
彩色はアクリルガッシュ 彩色計画を練る前段階で配色の効果について学び
類似色相 対照色相 補色色相などを押さえた上で
配色計画を練ってから彩色させています
またアクセントカラーやセパレーション効果なども学び、積極的に取り入れるように
指導しています
仕上がるまでに2学期を全部使ってしまう 単元になっています
生徒の興味が続くように時間を効率的にできないかが毎回のテーマになっています