8月25日
津山のたにぃさんのご案内で、半日の研修会が行われました。
参加者は6名。若手の美術担当者のほか、WEBデザインのお仕事をされている方も参加。
スタートはたにぃさんのつとめている学校の図書館で、研修。棟方志功氏の幻の版画を津山市の方が鑑定に出された番組の録画視聴から始まり、
まずは腹ごしらえ。津山にきたらやっぱり津山ホルモンうどん。並んで待った甲斐がありました。
つづいて、奈義町へ。
奈義町現代美術館で現代アートを堪能。
特別展として、
東島毅 さんの展覧会
が開催中。
ここで、対話型鑑賞をやって楽しんできました。そのとき、大柄な男性が声をかけてこられ、びっくり。何と東島氏。展示作品について質問したり、自分たちが感じた印象などをお伝えしていると、絶対、みることのできない、というよりは、みてはいけないところを見せてくださいました。
(この説明では何のことかさっぱりわからないでしょうね。)
その後、記念撮影をお願いしたら快く応じてくださりました。
時間が迫る中あわてて「太陽」の部屋へ。
私自身15年ぶりの来館でしたが、新たな発見がいっぱい。
一人では気づかないこと感じないことが複数の目を通すとこんなにも楽しみ方が違うんだということをじっかんしました。
再び津山に戻って。ここは たにぃさんがもっともおすすめの
棟方志功&柳井道弘記念館(M&Y記念館)。
たにぃさんがいなければきっとたどり着けない、隠れた美術館です。
ここの目玉は、棟方志功氏の版画。冒頭で紹介した幻と称された初期の版画や、「釈迦十大弟子」を堪能しました。しかもたにぃさんのガイドが一層楽しませてくださいました。そして、もう一つの目玉が、立原位貫氏の浮世絵版画。写楽の役者絵の復刻や現代歌舞伎役者の亀次郎の演目作品など、見応え十分です。ここでもたにぃさんの解説が楽しませてくれました。浮世絵版画はいわゆる分業制というふうに理解していましたが、立原氏はすべての行程を一人されておられることや、なぜ亀次郎さんをモデルにした作品しかないのかの裏話など非常におもしろかったです。
ここの入場料は400円なんですが、何とコーヒー(もちろんレギュラー)と津山の銘菓「油まんじゅう」がセットになっていて、何でも、年会費3000円で会員になると、当然入館料はただ、さらにすごい特典が付いてくるという魅惑的な情報も教えて頂きました。
これで研修は終わりではありません。その後、たにぃさん宅で懇親会。気がつけば午後9時でした。
とても暑い一日でしたが、美作の山々や田畑、そして空は美しくいつまでも眺めていたい風景でした。
移動は、たにぃさんがずーっと運転してくださり、ほんと贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
たにぃさんにこの場をお借りして、あらためてお礼をお伝えしたいと思います。ありがとうございました!
今後は、各地の美術館めぐりとグルメをかねたツアーを企画していこうという構想が持ち上がっています。
「牡蠣おこと佐竹徳のオリーブの世界満喫ツアー」とか。
「田中、竹喬、笠岡ラーメン」など。
どなたか、地元の先生で企画してくださいませんかね。