2時間目の授業が終わりある生徒作品をもって職員室へ戻ってきた。
作品の小窓からのぞき込みながら「こういうのってなんていうんだっけかなあ。」
隣にいた教頭先生に、
「映画でスクリーンの端がこんな風に広がってるのを、シネマなんとかっていいませんでしたっけ」とスケッチをかいて聞いてみた。
すると、
教頭先生
「学生のとき、スターウォーズをみるためにわざわざ大阪の梅田OS劇場までいって、3500円も払って5回もみた」
そこで「梅田OS劇場 スターウォーズ」で検索。
出てきた!「シネラマ」!http://home.n08.itscom.net/kei/screenformat2.html
そうそうこれこれ。
この生徒は、鉛筆スケッチの感じがとても気に入ったみたいで彩色はしないとのこと。
でも、何か物足りなさを感じている。
「こんな風に画面を曲げてみたらどんな感じがする?」
丸めて眺めて納得。もう一枚付け足して筒型に。そこに消失点の位置と合うように丸窓あけた。
「みせてみせて。」
「なるほどーこれ迫力がでるなあ、面白い」
湾曲させたことで奥行きが強調されて平面でみるのとはまたひと味違う。生徒はこのあと何か新たなアイディアを思いついたよう。
実はこの方法、隣の市の中学生美術展でみた作品がヒントになっていた。額縁に入れないこういう絵の見せ方、楽しみ方もあり!