
クロッキー帳から美術ノートへ。市販の学習ノートは罫線が入っていて絵を描いたりするのには向いていない。そう考えていた。だからこれまではクロッキー帳を使っていた。板書は下敷きを敷いて書けばよいし、ワークシートは左側に貼り付けさせてきた。これを3年間続けるとクロッキー帳はかなりぶ分厚くなる。これこそ学びの集積なのだと思ってはきたが、何枚ものワークシートを貼り込んだ30数冊のクロッキー帳は、一度に運ぶには重いと感じるようになってきた。

そこで転勤した一去年からクロッキー帳をノートに変えて、ワークシートではなく板書を工夫してきれいに取らせるようにした。どうしてもワークシートが必要なときは、必要と思える図版のみ印刷して貼り付けさせることにした。
ワークシートを多用するとワークシートの( )に書き込む単語だけ覚えるようになって、全体を見渡すように覚えることをしなくなるのでは?などと勝手に理由付けして、板書を計画して、これを書き写させるようにした。板書を写すので時間がかかるが、ここは割り切って板書を通した。2年間でほぼ1冊ノートを使い切ったが、丁寧に写し取られたノートを見るのは楽しい。あまり重くなっていないので運びやすい。

最初は 「スケッチから始めよう」「13歳の手」 「鉛筆で描いてみる」

「鉛筆を使ってグラデーション」 アクリル絵の具を使う前に座学「絵の具大図鑑」

2学期には「レタリングの世界」 「文字絵」練習~「名前/絵文字(なまえもじ)」へ

「絵文字」作りのために 文字の比較観察

「風神雷神図屏風」の比較鑑賞 風神雷神の模写

透視図法の練習ページ 1点透視 2点透視
透視図法の練習では罫線があることで水平や垂直を引くのが容易で描きやすかった。

文字絵の自主製作おもしろがって取り組んでいる様子が伝わってくる。
板書はこれからも工夫していきたい。改良の余地はおおいにある。